太陽が五つ輝く夏ま昼白い陶器を微塵に砕く(曼陀羅草紙)
体に聞く/流れくだってきた/億千の時間の/水の感触(光と闇と風と-四行のうた)
文語定型歌から自由律の現代語歌「四行のうた」へ。著者の10代から60代に亘る変遷を既刊5冊の歌集で辿る。2012年1月逝去後に家族によって編まれた遺歌集。2012年3月刊。