また会へる日はいつならむ兄乗せし自動車を見送る海に沿ふ道
ハンセン病回復者である著者が自ら「隔絶の島」と呼ぶ長島での暮らし。療友の死、重い後遺症、ふるさとや家族への思いを三一音に託した魂の叫び。2013年3月刊。