一面の青田の稲をそよがせて祭りのやうに風が吹き渡る
生まれ育った古い港町・虫明や、結婚後暮らしている倉敷の街の
自然や伝統文化に親しんでいる著者。素朴ながら大胆で繊細な描写に現れている。
2013年12月刊。