大阪のビル街を飛ぶ飛行機にも見慣れつつ物干す娘の家に来て
我が許に帰りこぬ子と予感しつつ福岡タワーにて友に珈琲を飲む
岡山に暮らし、子らと分かれ住む著者。子を訪ね、旅へ行き、
「見知らぬ街」に不安を感じつつもどこかで楽しんでいる。2014年11月刊。
装画:前田優光。