いつよりか入相の鐘も聞かずなりわれは老いゆく白華山のもとに
良寛が来、修行した白華山円通寺の北麓に著者は住む。第三歌集との間に、長男との別れもあった。日々の喜びも悲しみも、自身と夫の老いも、ふるさと白華山に包まれている。2015年7月刊。